【プレスリリース】阿部加奈子が2024年よりフランス・ドーム交響楽団音楽監督に就任決定
弊社アーティスト・阿部加奈子が2024年9月よりフランス・ドーム交響楽団の音楽監督就任について、2022年2月11日、現地の楽団評議会で投票が行われました。その結果、満場一致で可決され、阿部加奈子も音楽監督就任につき受諾しました。
阿部加奈子は2021年10月に同交響楽団に初めて客演し、ブロッホ:シェロモ、レイナル:アクロン(世界初演)からなる演奏会にて楽団や聴衆から絶大な支持を得ました。また同年12月にはジル・レイナル氏の怪我のため、代役として再び同楽団に急遽客演し、演奏会を成功させました。これらを受け、音楽監督であるジル・レイナル氏より次期音楽監督就任についてのオファーをいただくに至りました。
ドーム交響楽団は、フランス・オーヴェルニュ地方唯一の交響楽団であり、1984年にオーヴェルニュ地方の音楽文化の発展と活性化を目指し、現音楽監督であり作曲家でもあるジル・レイナル氏によって創設されました。楽団員は76名、現代音楽と古典作品を織り交ぜた演奏会を年間約12回の定期演奏会と約6回の室内楽演奏会を行っています。
2022/23年、2023/24年のシーズンでは同楽団に客演指揮者として登場し、同楽団や同地域との関係性を深めてまいります。2022/23年のシーズンでは、ベートーヴェンの交響曲をメイン・プログラムとした2つの演目で登場することが発表されています。
音楽監督就任にあたり、現・音楽監督であるジル・レイナル氏よりメッセージを寄せていただきました。
(日本語訳)
40年にわたりOSD(ドーム交響楽団)の音楽監督を務めてまいりましたが、2024年9月1日をもって音楽監督を退任することとなりました。この日をもって、阿部加奈子さんがこの楽団の新しい音楽監督となります。彼女の生来の人としての寛大さと計り知れない音楽的才能がこのオーケストラをさらなる明るい未来へと導いてくれることでしょう。
2024年の音楽監督就任までは、ドーム交響楽団やオーヴェルニュ地方との関係性強化を促進するため、2022/23年のシーズンでは客演指揮者として彼女をお迎えし、ベートーヴェンの交響曲第5番と第7番という偉大な作品に取り組んでもらいます。
彼女の献身的な指導力と音楽的見地・経験は私達のオーケストラに充実した息吹を吹き込んでくれることでしょう。 オーヴェルニュ地方のすべての音楽家とその愛好家の皆さんとこのニュースを分かち合えることは大変な喜びです。
ジル・レイナル
また、今回の就任決定にあたり現在ベルギーでブシュラ・エル=トゥルクの新作オペラ「Woman at Point Zero」のリハーサルを行っている阿部加奈子からもメッセージが寄せられました。
今後とも、阿部加奈子の活動にご期待ください。なお、2021年10月に同楽団に初めて客演した際の動画をYouTubeに掲載しております。 以下のリリースより、ご覧いただけましたら幸いです。
(ご参考)
ドーム交響楽団HP: https://orchestre-symphonique-des-domes.com/